一人暮らしを始めると、まず痛感するのが食費の高さです。とくに平日の昼は仕事や授業の合間に外で済ませがちで、月末の財布を冷やりとさせます。しかし、ちょっとした工夫でランチ代はぐっと縮まります。
この記事では平均額の実態から具体的な節約術、さらに10分で作れる時短レシピまでまるごと紹介します。今日から無理なく続く方法だけを厳選したので、気軽に試してみてください。読み終えるころには、ランチでお金を浪費する日々に終止符を打てるでしょう。
一人暮らしのお昼ご飯にかかる値段の平均

会社員や学生向けの複数調査によると、外食で済ませる場合の平日ランチ代は全国平均で1回あたり約750円となっています。
週5日換算で1カ月20日なら1万5000円、これに休日の外食が加わると平均2万円を超えるケースも珍しくありません。
弁当を買う人の平均価格は約550円で、外食よりは安いものの月1万1000円ほどは出ていきます。コンビニのパンやおにぎりで済ませる人も、ドリンクを合わせると1回600円前後に落ち着きがちです。
実家暮らしの友人と比べ、家賃や光熱費にくわえてこのランチ代が積み重なることで、可処分所得に大きな差が出ます。
美幸節約を意識せず漫然と外で食べ続けると、1年間で24万円以上がランチだけで消える計算です。これは海外旅行や最新スマホの購入費に相当し、見過ごすには高すぎる出費と言えるでしょう。
まずは自分がどのタイプのランチを選び、月いくら払っているのかを把握することが第一歩になります。スマホの家計簿アプリに記録すると、思った以上に差し引きが大きいことが一目で分かり、節約への動機付けが強まります。
ランチ代の内訳
ランチ代といっても、単純に料理の値段だけではありません。外食ならサービス料や席料、さらには消費税が上乗せされます。コンビニ購入ではドリンクやデザートをつい添えてしまう「ついで買い」が出費を押し上げます。
職場近くのカフェで食べると、食後にコーヒーを追加して平均100円ほどアップする傾向もあります。つまり一回に支払う金額の3割前後は、主食以外のオプションや利便性に対する対価なのです。
これらは固定費ではなく、意識次第で即日カットできる可変費です。たとえばマイボトルに麦茶を入れて持参すれば、1日約150円のドリンク代がほぼゼロになります。おかずを自作して持ち歩けば、唐揚げやサラダなど惣菜に払っていた200円が消えます。
年代別平均
同じ一人暮らしでも、年代によってランチ代の平均は異なります。
20代前半の学生兼アルバイト層は500円前後を意識して学食や安価なチェーン店を利用するケースが多いです。仕事を始めた20代後半から30代前半では、同僚との付き合いや時間の余裕から平均700円程度に上昇します。30代後半以降になると健康志向が強まり、サラダボウルや高たんぱくメニューを選ぶため平均800円を超える傾向があります。
しかし給与も上がるためランチ代が家計に占める割合は20代ほど高くなく、金額より栄養バランスを優先する人も増えます。
自分の年代特性を知ることで、無理のない削減ラインを設定できるようになります。たとえば上限を「手取り月収の3%以内」と決めれば、年代を問わず適正範囲を維持しやすくなります。
一人暮らしのお昼ご飯を自炊すればどれくらい節約できる?
自炊に切り替えると、本当にどれだけ節約できるのでしょうか。
まず食材費だけを見ると、米は1食あたり約40円、鶏むね肉100gで60円、冷凍ブロッコリー50gで30円ほどです。これらを組み合わせた簡単プレートは合計130円前後で完成します。



光熱費を足しても1食150円以内におさまり、外食平均の750円と比べて600円もの差額が生まれます。月20日なら1万2000円、年14万4000円の節約効果です。
しかもこれは1食あたりたんぱく質25g、食物繊維4gという栄養バランスを保ったメニューの例であり、価格を最優先すればさらに下げられます。反対に「自炊は面倒」と感じる最大の原因は準備と後片付けですが、休日にまとめて作り置きすることで1日あたりの調理時間は実質5分程度まで短縮できます。
数字が示す通り、節約の主役は食材費であり、光熱費は全体の1〜2割に過ぎません。また、米を炊くたびに冷凍保存しておけば、買い弁より早く用意できるうえ廃棄ロスも防げます。
食材コストと光熱費
食材コストはスーパーの特売を利用すれば、大幅に削減できます。たとえば5kgで2000円の米を1日1合食べると、1か月で約1500円です。鶏むね肉は100g60円が相場ですが、業務用パックなら50円以下になることもあります。
光熱費はガス1回炊飯で約5円、電子レンジ加熱1分で0.3円程度とわずかです。仮に1食分の加熱総時間が10分でも3円未満で済むため、外食との差を埋める要素にはなりません。
野菜は冷凍ミックスを使えば洗う手間も省け、価格も100gあたり30円程度で安定します。加えて、ふた付き鍋で湯を再利用するなど調理手順を工夫すれば、ガス代をさらに1割ほど圧縮できます。
1週間シミュレーション
ここでは月曜日から日曜日まで、1食150円想定の自炊ランチを例示します。
- 月曜: ごはん、鶏むねの塩焼き、ブロッコリーのごま和えで約140円
- 火曜: ツナマヨおにぎり2個と卵焼きで約130円
- 水曜: 炊き込みご飯と味噌汁のセットで約150円
- 木曜: 豚こまと玉ねぎのしょうが焼き丼で約160円
- 金曜: チキンカレーの残りを冷凍ご飯にかけ約150円
- 土曜: 冷凍うどんと野菜のかき揚げで約120円
- 日曜: 前日のカレーをリメイクしたドリアで約140円
1週間合計990円となり、外食平均5250円との差額は4260円です。この差額は携帯代の一部を賄える大きさで、節約の実感が得られます。
さらに副菜を作り置きしておけば、1週間の準備時間は合計60分程度で済み、忙しい平日を助けてくれます。
一人暮らしのお昼ご飯を節約する方法


平均額と自炊効果を踏まえたら、次は具体的な節約アクションを決める段階です。
最初から完璧を目指すと継続が難しいため、負担の少ないものから優先順位を付けて取り入れましょう。
ここで紹介する方法はすべて私が実践し、年間10万円以上の節約を達成した再現性の高い手順です。難易度を★で示すので、ライフスタイルに合わせて組み合わせてください。
なお順番に取り組むことで、自然と費用削減と時短が両立できる設計になっています。



外食ゼロを急に掲げるのではなく「週3回弁当持参」など、具体的で測定可能な目標設定が続けるコツです。
各項目にはメリットと注意点を添え、導入後のギャップを減らします。また節約効果を数値でイメージできるよう、おおまかな金額も提示しています。ぜひ読みながらノートアプリにメモし、自分の行動計画を作ってみてください。
節約は一度に大きく削るより、習慣を微調整して長期的に維持するほうが結果的に大きなリターンを生みます。自炊が苦手でもキッチンバサミや耐熱ボウルなど省力アイテムを使えば負担は激減します。
外食はしない
外食を完全にやめるだけで、平均750円×20日=1万5000円を一気にカットできます。ただし社交やリフレッシュの機会を奪うとストレスがたまり長続きしません。
おすすめは「平日は外食しない、週末はご褒美で1回だけ」とルールを決める方法です。友人から急に誘われたときは週末枠を使うなど柔軟に調整し、破綻を防ぎます。
また、社食がある職場ならメニューが安い日を狙い、夜に余った分を買える夕方割を利用する手もあります。
ポイントはゼロか100かで考えず、外食頻度を減らす段階的アプローチを取ることです。アプリを使い、外食した日はカレンダーに赤印を付けると視覚的に把握でき、抑止力が働きます。
さらに外食を我慢した日数×500円を貯金箱に入れる「セルフ報酬」を設定すると、ゲーム感覚で楽しく続けられます。
コンビニで買い物はしない
コンビニは24時間開いていて便利ですが、利便性の裏には割高な価格設定があります。
おにぎり2個で250円、500mlペットボトルが160円と、スーパーの約1.3倍から1.5倍です。さらにレジ横のホットスナックやスイーツが目に入るため、予定外の出費が誘発されます。
これを防ぐにはルート設計が有効です。出勤経路からコンビニを外し、スーパーやドラッグストアでまとめ買いした食材を自宅で小分け冷凍して持参すれば、立ち寄る必要自体がなくなります。
どうしても飲み物が欲しいときは粉末スティックのコーヒーを職場の給湯ポットで作るなど、代替手段を事前に用意しておくと成功率が上がります。
お弁当を毎日作る
弁当作りは節約の王道ですが、毎日は難しいと感じる人が多いです。
ポイントは「毎日ゼロから作らない」こと。主食のご飯は休日に5合炊いて冷凍し、おかずは3日ごとに作り置きすれば、調理時間は朝5分で済みます。メニューを固定すると飽きるので、味付けに変化をつけるか、冷凍野菜ミックスを日替わりで加えて彩りを出しましょう。
弁当箱はシリコン蓋付きの600mlタイプが1人分に最適で、電子レンジにも対応しており洗い物も楽です。1食あたり150円で作れれば、外食との差額600円がそのまま利益になります。
作り置きに慣れたら冷凍食品の購入頻度も下がり、栄養バランスを自分でコントロールできます。SNSで「#弁当記録」を投稿すると仲間ができ、モチベーション維持に役立ちます。
主食を持ってきておかずを購入する
自炊に踏み切れない人は、まず主食だけを家から持参する方法がおすすめです。
ご飯やパンを用意して、職場近くのスーパーで100円前後の惣菜を1品購入すれば、外食より400円ほど安くなります。主食の冷凍ご飯はスープジャーに入れて保温すると、電子レンジがないオフィスでも温かい状態で食べられます。
おかずは日替わりで揚げ物、煮物、サラダを選ぶと飽きにくく、栄養バランスも整います。このハイブリッド方式なら調理負担は最小限で、節約効果は半分以上確保できるため、自炊完全移行への橋渡しにも最適です。
慣れてきたら惣菜をまとめ買いして冷凍し、徐々に購入頻度を減らしましょう。最終的におかずまですべて自作できれば、1食あたり150円台も夢ではありません。
食材はまとめ買いして作り置きをする
スーパーの特売日を把握し、月2回のまとめ買いに切り替えるだけで食材費は約15%下がります。
大量購入した肉や野菜は帰宅後すぐに下味冷凍し、使うときは電子レンジで解凍すれば調理時間も短縮できます。カット野菜や冷凍野菜を併用すれば包丁を握る時間が減り、洗い物も少なくなります。
作り置きは3日分を上限とし、味付けをしょうゆ・みそ・トマトソースの3系統でローテーションすると飽きません。真空保存袋と小分け容器を使うと冷凍庫が整理され、食材ロスも防げます。
安い食材を使い切るコツ
もやし、豆腐、卵、鶏むね肉、冷凍うどんはコスパ最強の五本柱です。これらを軸に献立を組めば、自然と1食200円以下が実現します。
傷みやすいもやしは当日か翌日に使い切り、残ったらナムルにして冷凍保存しましょう。
豆腐はチャンプルーやスープに活用し、水切り後の容器に残る汁も煮物のだしとして再利用すれば無駄がありません。卵は賞味期限が長いため、特売日に2パック買っておくと便利です。鶏むね肉はそぎ切りして片栗粉をまぶして冷凍すると、解凍後もしっとり仕上がります。冷凍うどんは袋のまま耐熱容器に入れて電子レンジで加熱すれば、鍋を使わず1分で主食が完成します。
一人暮らしのお昼ご飯で節約できる簡単レシピ


ここでは「切る」「煮る」「盛る」の3ステップ以内で完成し、洗い物も少ないレシピだけを紹介します。
いずれもスーパーで手に入る材料で作れるうえ、1人分150円以下を前提にしています。休日にまとめて作るも良し、平日の朝に10分で仕上げるも良し。好みの味付けに変えてアレンジすれば、毎日続けても飽きません。



調理器具はフライパン、鍋、電子レンジがあれば十分です。スパイスやハーブは少量でも風味がアップするので、自炊初心者こそ積極的に使ってみましょう。
鍋料理
材料は豚こま肉100g、白菜1/8玉、冷凍うどん1玉、めんつゆ大さじ2、水200mlだけ。鍋に白菜と水を入れて3分煮たら、豚こまを入れてさらに3分、最後に冷凍うどんとめんつゆを加えて1分煮れば完成です。
味変したいときはポン酢やキムチを追加すれば別料理のように楽しめます。洗い物は鍋ひとつで、1食130円ほど。
カレーライス
耐熱ボウルにカレールウ1かけと水150ml、冷凍ミックスベジタブル50g、ツナ缶1/2缶を入れ、ラップをかけて電子レンジで5分加熱。全体を混ぜてご飯にかければツナカレーの完成です。
肉を使わないためコストは1食120円。余ったルウは製氷皿で固めて小分け冷凍すると、次回以降の調理が10秒で終わります。
うどん
冷凍うどん1玉を電子レンジで解凍し、シリコンカップにめんつゆ大さじ1とお湯100ml、溶き卵1個を入れて600Wで1分加熱。とろりとした月見つゆを麺にかけ、仕上げに小口ねぎを散らせば完成です。
材料費はうどん35円、卵20円、調味料10円で合計65円。
スープ
マグカップに顆粒コンソメ小さじ1、冷凍ブロッコリー30g、ウインナー1本を輪切りにして入れ、お湯200mlを注いで3分待つだけ。ブロッコリーが解凍され、ウインナーから旨味が出て即席ポトフ風スープになります。
ご飯あるいはパンを添えれば栄養バランスもOK。材料費は1杯90円程度と安く、寒い日のオフィスでも重宝します。
一人暮らしのお昼ご飯を節約する方法まとめ



一人暮らしのランチ代は平均750円ですが、自炊に切り替えれば1食150円まで下げることができます。
外食を週1に減らす、コンビニルートを外す、弁当を作るなど、段階的な節約術を組み合わせれば月1万円、年間12万円以上の削減も現実的です。
節約を成功させるカギは「記録・計画・継続」。まず家計簿アプリで現状を把握し、次に具体的な目標金額を設定、最後に習慣化ツールで継続をサポートしましょう。
食材はまとめ買いして冷凍保存、時短レシピを活用すれば忙しい社会人でも続けられます。浮いたお金は緊急資金や自己投資に回せば、生活の安心度と満足度が同時に高まります。
さっそく今日から一つでも実行し、お財布にも身体にもやさしいランチライフを手に入れてください。


