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2021/11/05 - インフォメーション (記事ID:24)
Dr.みやちの人生に効く処方箋 (13) 歳をとってからの方がタンパク質は必要!?
歳をとるにつれて肉や魚よりも、もっとあっさりしたものを食べたくなる人も多いと思います。
若いうちは、体が大きくなり、新陳代謝が盛んなためタンパク質をしっかり取るべきだけど、歳をとればタンパク質はそれほど摂取しなくても良いと思っていないでしょうか?
しかし実は、高齢者の方は健康寿命を延ばすためにしっかりタンパク質をとる必要があると言われています。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、高齢者のフレイル(虚弱)予防の観点から、十分の量のタンパク質を毎日摂ることが推奨されており、体重あたりでは若い人よりも多くのタンパク質を摂取することが望ましいとしています。
65歳以上で目安は1日60g!
良質なたんぱく質は、一般的に肉、魚、卵、大豆、乳類に多く含まれます。
歯が悪い人や飲み込む力の弱い人は、ひき肉を使う、材料を軟らかく煮る、飲み込みやすくとろみをつけるなどの工夫をするとよいでしょう。
歳をとってもしっかりタンパク質を摂取して、いきいき過ごせるからだ作りをぜひ今から心がけましょう。
※ただし腎臓に疾患のある人は、タンパク質をたくさん食べると、腎臓に負担がかかってしまい、腎臓の機能を悪化させてしまう危険がありますので注意が必要です。