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2021/08/23 - インフォメーション (記事ID:23)
Dr.みやちの人生に効く処方箋 (12) お年寄りにもやさしい食品備蓄のポイント
近年、地震や台風などによる大災害が全国各地で発生しており、今後も非常事態への対策、備えがとても大切になります。
過去の大規模災害において、様々な理由で通常の食事を食べられないお年寄りが、一般の支援食料を食べることが出来ずに体力が低下したり、食料の入手に苦労したことが報告されています。
日頃からやわらか食やむせにくい食事を食べている方は、普段の買い置きを少し多めに用意し、いざというときにも日常生活に近い食事を提供できるような準備が必要です。
飲み込む力が落ちてしまったお年寄りには、レトルトのお粥、ゼリータイプやムースタイプの栄養食品が推奨されます。常温保存ができ、1回で食べきれるものもあるので便利です。
またレトルト食品であれば移し替える容器が不要なスタンディングパウチやスパウト付きパウチであればすぐに食べることができ、介護負担も軽くなるため良いと思います。
備蓄量は最低でも3日分と言われていますので、ぜひこのような食品を普段の食事に取り入れ災害時に備えてみてはいかがでしょうか?