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2021/01/06 - 本部 (記事ID:16)
Dr.みやちの人生に効く処方箋 (5)人と人をつなぐ日本の出汁文化
■人と人をつなぐ日本の出汁文化
海外滞在で恋しくなるのが日本の出汁の味。2013年にユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」ですが、その根幹を支える一つが出汁です。
甘味、塩味、酸味、苦味の4つの基本味に加え、5番目の味覚として世界で認められた『うまみ』は、昆布出汁と湯豆腐の掛け合わせから日本人により発見されました。出汁は日本の食文化や料理の美味しさとは切り離せない存在となっています。
昆布とかつおの合わせ出汁では
・満腹感を持続させ食べ過ぎの防止
・心の安定化
・冷えや凝りの予防
・疲労回復
などの効果があると言われています。
特に出汁が日本人にとって大切と考えるのは人と人をつなげる力です。
台所から漂う出汁の香りは、みんなの心を惹きつけ、出汁の効いた料理を一緒に食べれば、その美味しさに自然と笑顔が溢れます。
大人数で集まることのできない今年の年末年始は、大切な人と出汁のある食卓を囲み1年の振り返りや新年の抱負を語ってみてはいかがでしょうか?
その繋がりが、きっとあなたの人生の『うまみ』となることでしょう。